イガデハク２００５

イガデハクへのおもい

●事業とイベントのハザマに・・・。
　「協働」という言葉のもとにあらゆる事業が各地で行われているが、その仕組み、効果など必ずしも確立され・評価されてはいないのが実情です。
　「プロのような市民」・・・体裁がよくて、関係者には実績だけでなく、評価や評判までつけてくれますから。「協働ってうまくやっていってる」という勘違いも生じているとおもいます。
　本来の受益者たる市民に興味をもたれなく何故「協働」が成立するのか？事業と呼ばれるものに本当の市民の手を加えることは出来なのでしょうか、協働・事業という囲みをなくし「イベント」でもいいではないでしょうか？
　そこで、本事業では、仲間のおもいを＝伊賀びとのおもいに！仲間がつながるイベントを提案します。方向性を追及し、地域社会に提供するためにも、「事業とイベントの新しい協働のありかた」を提案する必要があると考えています。

●三重県・実現委員会・本事業プロデュースのビジョン
　三重県・伊賀びとのおもい実現委員会事業では、「三重のくにづくり宣言」や「生活想像圏ビジョン」において」地域の主体性と共に「広域性」を意識しており、本事業においても「広域性」そして「公開性」「更新性」を意識した事業を提案している。今後この方向性を追及し、地域社会に提供するためにも、「事業とイベントの新しい協働のありかた」を提案する必要があると考えています。

●一般的な事業と今回の事業の違いは何ですか？
　「事業を行う」ことが従来の方式とすれば、今回は「事業のスタイルそのものを提案す
る」ことに主眼を置くことになっている点。

●今回の「伊賀で博覧会」は今までの「デザイン博」とどう違う？
　仲間づくりに力点を置き「協働から響働」といったコンセプトで事業を行っていた「伊
賀でデザイン博」（えこころ倶楽部主催）。わずかなスタッフと予算にもかかわらず、伊
賀圏外にも多くの参加者・集客を実現している事業です。

　今回は実現委員会との協働で、「地域の主体性と共に広域性を目指す」という大きなビジョンはもちろん、より大きな課題＝「事業とイベントの新しい協働のありかたを考えるモデル」を目指すことになり運営体制も企画も書き改められたものとしました。

　委員会事業として実施するにあたり、「伊賀で博覧会」と名称も変更。運営体制もより洗練したものとした。

●イガデハクは、「作家による・作家もんの博覧会」
作家のアピールを、ブースで表現して欲しい～
発信を伴う展示があり、交流と機会の場になるーそんな空間を目指します。

作家・作品が賑やかしとして存在するのではなく、「もっとも身近なアート空間」として作家自身が提案できるイベントを目指したいと思います。

＜イガデハク３たび・・・＞
　一昨年のイガデハク＝伊賀でデザイン博では、あっという間の一日で、みなさんとお話する間もありませんでした。ちょっともったいなく、残念でした。

　昨年２００４年は、皆さんの意見を反映させつつ、会期を２日間にしました。展示スキルを更に要求した結果、参加者は大幅に変わりました。全国のクラフト展で活躍する作家達がこの伊賀のイベントをチョイスして、数百キロの道のりを作品を担いで参加頂いたことは、従来の作家たちにも大きな刺激になったようです。

　さて、今年。 ～伊賀でつながる・伊賀からつながる～を合言葉に、三重県のまちかど博物館やまちの仲間たちが今まで以上に関わることになりました。「つながる」楽しさをイベント空間を通して感じてください。